生徒さん初来校。

今日もブログをご覧頂き

ありがとうございます。

(^^)

 

最近、初めて来られた生徒さんと

向き合ったときに感じたことです。

 

保護者の方につれられて

来校した小学生の生徒さん。

 

初めはかなり緊張していました。

 

誰だってそうですよね、

妙な丸眼鏡のスタッフが目の前で

ニコニコしてるんですから…

 

初めての環境、初めての人…

 

スタッフは

本やパソコン、次々といろんなもの

を生徒さんの目の前に出しましたが、

首を横に振り、

「これ、どこに片付けたら良い?」と

片づけばかりを強く意識してました。

 

彼は、片づける行為を通して、

居心地の悪さを訴えてくれていました。

 

もう、

今日は心を開いてくれないかな…

 

保護者の方の援護射撃も頂いたのに…

 

今まで学んだきた教育心理学も、

カウンセリングやコーチングも、

あんまり役にたなかったな、と

自分の力不足にガッカリ…

 

でも、このまま帰すくらいだったら、

自分の得意分野の紹介ぐらいしよう!

と、

どんぐりやじろべいや

バランスとんぼ、

こま回しなどを次々と紹介。

 

すると、

「なんで倒れないの?」

「コマの紐はどうやってつけるの?」

と少しづつ、瞳が輝き始めました!

 

よし!ここで、もうひと押し!

 

「ブーメラン飛ばしてみる?」

「フリスビーしてみる?」

 

最後にようやく

ブーメランの飛ばし方の練習をし、

一緒に手作りフリスビーで遊ぶ

ことができました。

 

少しだけ、心を開いてくれたのが

彼のはにかんだ笑顔から

伝わってきました。

 

最後には、

「フリスビー作ってみる!」

と、挑戦する気持ちまで

見せてくれました。

 

失敗しても良いように、

1つ多く用意したプラ皿を

しっかり持って、

しっかり挨拶をして、

帰られました。

 

彼が心を開いてくれるまで

時間がかかったのは

どうしてでしょうか。

 

環境でしょうか?

もちろん、それもあると思います。

 

彼の気質や性格のせいでしょうか?

少しは影響したかもしれません。

 

保護者の方の前だったから?

それもあるかもしれません。

 

でも、一番大きな理由は、

スタッフの接し方にあることを

後で気付かされました。

 

後半、スタッフは得意分野を

自分自身心から楽しみながら、

彼に紹介しました。

 

スタッフが心の底から向き合って

いるのが彼に伝わったんです、

だから、

彼も心を開いてくれたんだ!

と気付いたんです。


もちろん、スタッフは初めから

心を開いて接そうと一生懸命

でした。

 

でも、

「心を開く努力をする。」

ことと、

「心を開く。」

ことは全く次元の違うことだ

と言う事を、この生徒さんは

いろんなサインで

最初から伝えていてくれたんだ

と思います。

 

口で言うのは簡単ですが、

日々の取り組みの中で実際に

本当の意味で「心を開いて」

接することの大切さを、

改めて気付かせてくれた

この生徒さんに

心から感謝していますし、

これからも初対面の生徒さんでも

本当の意味で最初から

「心を開いて」

接することができるよう、

努めていきたいと考えています。


小さなスクールですが、

小ささを逆手にとって

ひとりひとりのお子さんに

できるだけきめ細かく対応する

努力は続けて行きたいと思います。

(^^)