算数ってそうなの?「アフタースクールNOBINOBI」のブログ

ご訪問、ありがとうございます。


(^^)




先日、


たまたま仕事の関係でお世話に


なっているお父さまと


お話をさせて頂きました。




優秀で、お子さんの教育方針も


しっかりされており、


厳しくも、


温かく見守ってこられた方。





おかげで、


上のお子さんは、現在


良い意味での自己肯定感を


持たれているとのこと。




下のお子さんは


小学校に上がったばかり、


上のお子さんとは


だいぶタイプが違うそうですが、


まだまだこれから。




ある日、


下のお子さんに


算数の学校での勉強を


聞いてみると…




なんでも、


英単語を覚えるときの


単語カードみたいなカードの


表に


「1+1=」などの式を書き、


裏には


「2」などの答えを書いて


丸暗記する勉強法。





なぜそうなるのか?ではなく、


まず「丸暗記」。


暗記できているかの


テストまであるらしい。





びっくり!




あわてて、


「いい?


 お菓子が4つありました、


 ふたつお父さんが食べました。


 残りは?」


と、引き算の仕組みを、


良く使う具体的な例で


原理から説明、



お子さんも


「2!」


としっかり理解されていたため、


「丸暗記は気にしないでいいよ。」


と声をかけ、安心していたそうです。




ところが、最近になって


「丸暗記出来ていないから。」


という理由で、学校で


いのこり勉強させられている、


と聞いて、


2度びっくり!




お話して下さったお父さまに、


「算数ってそうなの?」


と、思わず聞きかえしてしまいました。




「ですよね!


 この指導法については、


 正直イライラしています。」


とお父さま。




教科指導の流れを


実際に見ているわけでは


ありませんし、


確かに「九九」は今でも暗記。




最近の、何か新しい指導方法の


一つかもしれませんので、


拙速な判断は


良くないとは思います。




ですが、


一けたの足し算引き算を


単語カードで丸暗記…



しかも、


暗記できなきゃ、いのこり…




教員の望む結果だけを


答える学習方法、




できなければ


罰を与える指導方法、




うまくできないお子さんにとって、


これほど苦痛な勉強は、


ないのではないでしょうか…




泥団子を2つ使って


「1+1は?」と問い、


「くっつけて、1!」と答えた


少年エジソンに、


「おまえの脳みそは腐っている。」


と言って、指導を投げだした教員と


大差ない接し方のような気がします。





お父さまや


私達世代には


全く想像だにできない、


小学校の教科指導の現実。





生徒さん達の


「なぜ?」



「どうして?」


の気持ちによりそい、


すぐ答えを与えてしまう


のではなく、


一緒に考え、


導き出す過程を大切にする。





大人が求める回答を


してくれないからといって、


頭ごなしに否定しない。





自分から進んで


取組んでいるときに、


「こーしなさい、


 あーしなさい!」


と口出しせずに


我慢して見守ってあげる。





本当に困っている時こそ、


手を指しのべてあげる。





こんな、


ほんのちょっとの


接し方の工夫で、


お子さんたちの


瞳のキラキラは、


消えることなく


輝きを増していくんだ、





日々の取組みを通して


実感しているところです。


(^^)