生徒さんからの学び。「アフタースクールNOBINOBI」のブログ


(^^)



久しぶりにご利用頂いた生徒さん。


以前からしっかりしているな~


と思っていましたので、


今日はさらに意識して


じっくり接してみました。




「○○やろうぜ~」


と、4人いた他の生徒さんたちを


いろんな場面で


引っ張っていってくれる。




なにかあれば、必ず


「のびのびさん!いいですか?」


と、声かけと意思表示を忘れない。




今日はサッカーがしたかったらしく、


のびのび特製紙パックボールを


補強して、のびのび含めて6人で


炎天下の公園サッカー!




あまりの暑さに次々リタイアが。


でも彼は、


「勝負が決まるまでやりたい!」


の一点張り。




直射日光の当たらない、


出発前の教室玄関で約34℃。


このままだと、熱中症患者が出る!


(自分も含めて…)と判断し、


こだわる彼にホイッスル!




元気な彼はかなり不満げ、


「決まるまでやりたかった…」


と、きつい目で見つめられました。


でも…


彼の本領発揮は、ここから!


教室にもどるころには、


すっかり元通り!


「のびのびさん、入れない!


 鍵貸して!」




「のど乾いた!お茶ください!」




「ビッチョビチョ!


 シャワーあびたいな~」



もちろん、


全部教室で対応できることを


しっかり理解していて、


周りの生徒さんにまで


気を配った声かけをしてくれます。




シャワーを浴びて一息ついてからは、


レゴでオリジナルのヨット作り。




ここでも、彼はすごかった!




わざわざ見せに来てくれる


ほどの出来栄え!


本人もご満悦。




ところが、ちょっと目を離したすきに


友達が壊しちゃった!


謝る友達、


詰め寄る彼。




イライラしながらも必死で


元に戻そうとするけど、


上手く行かない…




そして、


とうとう、保護者の方のお迎えが!




ヨットをバラバラにして箱に戻す彼…


目にはうっすらと涙を浮かべ、


ソファにうつぶせになっちゃった。



まだまだやりたかったサッカーを我慢、



頑張って作ったヨットは壊され、


お迎えのため、元に戻す時間も無い。




わざとじゃないのは解ってるけど、


心は悔しさでいっぱい…




それが、保護者の方には


ふてくされた態度にみえたようで、


「私からも注意します!」




慌てて、


彼がそんな風になってしまった


理由を説明。むしろ、


慰めてあげてくださいとお願い。




ところがその直後!!!


むくっと起き上がった彼、


「カブトムシが見たい!」


「玄関のツバメのヒナを


 一緒に見に行こう!」


「のびのびさん!


 早く早く!


 ヒナが見えるよ!」


10分も経たないうちに、


元の輝く笑顔を見せてくれる…




学習塾、サッカー教室、空手…


習い事も忙しい彼。




きっと、日々の生活の中で


同級生の生徒さんより、少し多く


不便や我慢を積み重ねてきたんだと


思います。




ですが、その不便に耐えているうちに、


気持ちを切り替える方法


気持ちを立て直す方法


を自分なりに見つけられるように


なったんだと思います。




大人からみても


その精神力は「素晴らしい!」の一言。




難しいけれど、


こんな精神力を


教室に通う生徒さんたち全てに


自分のものにしてもらえたら…




そんな風に考えさせてくれた


この生徒さんの豊かで強く


折れにくい心、




曲がらず、そのまま、ずっと、


素直に成長していってほしい、


そう、願わずにはいられませんでした。